石倉克彦さんの福島県相馬市での除染ボランティア活動について「福島に通いつづけて」として、撮りためた写真を用いながら思いを語っていただきました。
資料: 活動報告計画20161124.pdf
また会計報告では、会費の集金があまりできていない中でカンパでなんとか活動出来ている現状を報告いただきました。
会場ではゼオライトの試験販売を行い、500gづつ小分けにして行いいくつかお買い上げいただきました。主に小粒タイプと、粉末タイプと、天ぷら用のビーズ玉状のものを扱っています。

石倉さんの福島での除染ボランティアへと駆り立てた理由を話されました。若いころ学生運動をされ長崎の原爆資料館に行き、原爆小頭症のホルマリン漬けが展示されているのを見てこんなことになる放射能の怖さを実感されたそうです。そして社会人になられてからは労働組合に参加されて原発は危ないと周りに言ってきたが相手にされなかったそうです。そうしてだんだんと放射能の危険性について言わなくなってしまった自分が、3.11が起きて自分へ後悔を感じられて、福島県相馬市での2012年から除染ボランティアに通うようになったそうです。
除染ボランティアは、東電の責任で除染される家から数十m以外の裏山や畑などを依頼の手紙をいただいて行うそうです。線量も高いので、石倉さんは若い人には参加させないように気を配ってこられましたが、現地には若い人で除染ボランティアに来られる方も多くみられ、そうしたボランティアに特徴的なのが阪神淡路大震災など自身が被災を経験されその際にボランティアに助けられた経験があり、今度は自分たちがお返ししたいと来られている方も多くいらっしゃったそうです。
30km圏や相馬などは津波の痕跡が残っていて、流された車がそのまま放置されていたり、重い墓石が遠くまで運ばれていたりしたそうです。お墓が壊れたままになっていたのが悲しかったとのこと。
その他、興味深い写真を交えたお話がありました。